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宝塚月組「バラの国の王子」「ONE」 [芸術・趣味]

 かんぽ生命貸切公演、宝塚月組「バラの国の王子」「ONE」に行って来ました。まさかまさか当選すると思わなかったのでビックリ!

 超久しぶりに足を運んだ懐かしい東京宝塚劇場。5.6年ぶり?いや、7.8年ぶりかも。生徒さんたちの顔ぶれももちろん知らない人ばかりで、かろうじて名前を知っているのはトップの霧矢大夢さんだけ。でも、私がよく観ていた頃、彼女が何組だったか、とか誰と同期でどんな作品に出て、とかは全く覚えてません。ただ名前に記憶があるだけ。その彼女も今公演がサヨナラだとか。

 で、「バラの国の王子」は原作「美女と野獣」だそうですが、劇場へ向かう電車の中で予習したにわか知識によると、「わざわざ、バラの国の王子と題を変える必要があったのか?」とか「衣装がトップ、トップ娘役ともに2着ずつ、他は着たきりスズメで、セットも乏しく地方公演向き」「説明口調のコーラスがつまらない」とかさんざんな批評です。私が観た感想も概ねそんな感じ。やはり宝塚としてはトップさんを「野獣」ではなく「王子」にしたかったんでしょうね。その気持ちも痛いほど分かりますが、美女と野獣をやるなら「野獣」に徹しないと意味がない。とは言え、皮肉なことに、霧矢さんは野獣時代のコスチュームの方が、王子に戻ってからよりも格好よかったです。演技の人なのか歌の人なのかダンスの人なのか、よく分からないけど、全体的に可もなく不可もなくな感じで決して下手ではないけど、強烈なオーラがあるわけでもなく、まあ、そんな印象。トップ娘役の蒼乃夕紀って言ったかな、そんな感じの名前の人は、私はあまり好きなタイプではなく、あまり美人には思いませんでした。もう少し華がある可愛らしい人が好みです。

 「ONE」は、草野先生の演出だそうで、3色使いの衣装とか懐かしかったですが、どうも、インパクトのあるシーンに欠けていて、これと言った魅せ場のないショーだったかも。それと、トップとトップ娘役の比重が重すぎて、特に2番手娘役が誰なのか分からない配役だったので、物足りなかったです。それから、デュエットダンスでリフトが全くなかったように思うのですが、見逃したのでしょうか?そんなはずないですよね。もはや、リフトが出来る男役はいないのでしょうか?あれは絶対に入れて欲しいです。フィナーレ前の黒燕尾の男役の群舞は、うーん、私が年をとったからか、みんな可愛らしく見えてしまって「キャー、かっこいい!!!」っていう感じではなかったですね。どんだけ古いのかって思われそうですが、ナツメさん御存命中の花組のかっこよさを思い出してしまいました。

 ってわけで、これを機に再び宝塚へ足しげく通おうという感じでは残念ながらありませんでしたが、たまには、ああいう楽しい夢の世界に浸るのも悪くないですよね。ただ、すっかりご無沙汰してしまうと、生徒さんたちの顔が見分けがつかなくなってしまうっていうのが寂しい限りですが。
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