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黄色い星の子供たち [テレビ・映画など]

 今日は映画の日なので、シャンテシネに「黄色い星の子供たち」という社会派の映画を見に行ってきました。1942年に、フランスパリで起きた、ユダヤ人一斉検挙を映画化したものです。そういう歴史ものが私は好きなのですが、詳しいわけではないので、ドイツでユダヤ人を検挙するなら分かるけど、何でフランスで???っていう疑問がまずあります。それにそもそも「ユダヤ人って」何???ってところからなんですよね。私たち日本人は日本国籍ですが、ユダヤ人って国籍は色々なんですよね。さっき、ちょこっと調べてみたんですが、「ユダヤ人」ってユダヤ教を信ずる人という意味と、ユダヤの民族という意味があるらしく、近代はユダヤの民族っていう意味で使うことが多いと書かれていました。で、だから、ユダヤの民族って何???ってなるでしょう?でも、そこまでは良く分かりませんでした。

 映画の中では、ユダヤ人は胸に黄色い星のワッペンを付けて生活しなければいけないことになっていて、そうすれば「あいつはユダヤ人だ」って一目で分かるわけですが、黙って隠しておくわけにはいかなかったのかな?とか色々考えちゃいますね。フランス人は比較的ユダヤ人に穏便かつ寛大で、一斉検挙の朝も、2万4000人を予定していたのに、1万人は市民たちが匿ったっていうんです。それに、憲兵たち(って言うのかな?)も、例えばズルして逃亡しようとする人にも気づいていながら見逃したり。そんなに匿えるんなら、ワッペンなんて最初から付けなければそもそもばれないんじゃないかなって思ったり。それともユダヤ人の誇りとして堂々と胸に勲章のごとく付けていたのでしょうか。よく分からないんですが。公式サイトとか見ても、あまり詳しいことも書いていないし。生き証人もほとんどいないので、事実とかがあまり明らかにされていない部分もあるかもしれませんが。

 それにしても、結末としては、検挙されたユダヤ人1万人は、収容所に送られ、最後はもちろん処刑されたわけです。その部分はあまり描かれていなくて、主に収容所での出来事などなんですけどね。そして、歴史的事実としては、最終収容所に送られた子供たちは1人も帰って来なかったそうですが、映画の中では帰って来ていたようです。そこだけは事実と違うのかな。

 いずれにしろ、かつてこういう事実があったということ、フランス政府は50年間ひた隠しにしていたというか、認めていなかったそうです。責任逃れってやつです。そして、私はもちろん今日まで知りませんでした。でも、こうして事実を知ること、興味を持つこと、分からないことを調べたり考えたりすること、がこういった社会派の映画を作る(見る)意味なんでしょうね。

 今年も、もうすぐ終戦記念日がやってきます。。。
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