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2008年ドイツ旅行−7 [ドイツ旅行記]

♪6/22 ミュンヘン観光その2

P6220004.jpg 『ダッハウの収容所跡』
 
  ユダヤ人強制収容所跡地です。ジリジリと暑い日だったので、余計に重苦しい気分になりました。「ARBEIT MACHT FREI=働けば自由になれる」って、嘘つくな〜って言いたいですね。
 それにしても、ここでの展示もオーディオガイドも本当にメチャメチャ詳し過ぎる。それをいちいち丁寧に読んでいるドイツ人の勤勉さには感服します。


P6220013.jpg 『BRAUSEBAD』

 って、つまり毒ガス室です。












P6220012.jpg 『焼却炉』

 BRAUSEBADを抜けると、次の部屋には焼却炉が4台くらい。1台につき2〜3人の遺体が焼けるそうです。建物の構造が一連の流れ作業のようになっています。











P6220011.jpg 『祈り』
 
 これは記念碑ですが、この奥にこじんまりとした教会がありました。そこで、ちょうど昼の祈りをしていたようです。収容所に関係のあるものなのかよく分かりませんが。修道女たちが賛美歌を歌っていました。10人近くの人が一緒に歌っているのに、その声は完全に1本の線となっていて、澄んでいました。小さな教会なので、天井も高くはありませんが、美しい祈りの調べが柔らかい響きとなって満ちていました。







P6220016.jpg 『ミュンヘン音大』
 ダッハウから帰って来たのが予定より遅くなってしまったのと、既にかなり歩いて疲れていたのですが、アルテピナコテークには行きたいなと思い、頑張りました。ざざっと見ただけですが。

 その割と近くにミュンヘン音大があります。昨日、友くんに地図の「この辺」を教えてもらったのを頼りに行ってみました。この階段は、映画「白バラの祈り」で主人公たちが通っていた大学の階段によく似ています。ドイツの大学(建物)って皆こんな感じの作りなんでしょうか??
 休日ということもあり、あまり学生さんはいなくて、従って音もあまり聞こえず、シーンとして怖かったので、さっさと出て来てしまいました。

P6220017.jpg 『掲示板』

 雑多な紙がたくさん貼ってある掲示板などは、どこの国でも一緒ですね〜。休講の紙、アンサンブルパートナー、ルームメイト、アルバイトなどの募集、演奏会のチラシ等々。。。






P6220019.jpg 『バイエルン国立歌劇場』
 一度ホテルに戻って、スカートに着替えて、オペラを観に行きました。今回は、このオペラ1本だけしか観られなかったのは本当に残念です。ミュンヘンはこれから音楽祭シーズンになり、嵐の前の静けさで演目が少ないんです。
 
 今日の演目は、モーツァルトのコジ・ファン・トゥッテ。今回も、代役が2人ほどいたようです。日本ではあまり代役というのはなくて、アンダー(控えの歌手)の人は、勉強してもまずチャンスがないから損っていうイメージがありますが、あちらでは、今まで何本か観たオペラも必ず代役の人がいるから、若手の人にも突発的なチャンスが回ってくる可能性が高いのかもしれません。

P6220021.jpg 『バルコン席』


 いつかバルコンに座ってみたいなあと思います。














P6230022.jpg 『休憩中』

 今回は、結構良い席でした。Parkettというのは訳すと平土間ですが、日本的に言うと一階席です。休憩中は扉が完全に閉められて、ホール内に残ってはいけないようです。5分前になるとベルが鳴り、係の人が再びドアを開けてくれて、中に入ることが出来ます。






P6230024.jpg 『休憩中』

 オケピットを写してみました。舞台上には、フィオルディリージとドラベッラが談笑中。ちょっとくつろぎ過ぎじゃないでしょうか?
こうして、本ベルが鳴ることもなく、いきなり始まったのでした。







P6230026.jpg 『ラーツケラー』

 オペラが終わると8時半くらいでした。それからラーツケラーという所に初めて行きました。ドイツでは町の中心に市役所(ラートハウス)があり、その地下(ケラー)には食堂があるのが一般的で、その町の名物料理などが手頃な感じで食べられるとガイドブックに載っていますが、地下っていうのが何か不気味な感じがして、今まで勇気がなくて入れなかったんです。でも、今回はミュンヘンでは絶対にラーツケラーに行こうと何故か決めていました。



P6230029.jpg バイエルン地方の名物、豚のスネ肉の料理を頼みました。かっこいい紳士的なおじちゃんがウェイターさんでした。とても美味しかったですが、もちろん全部は食べれませんでした!2、3人で行ってシェアするのが良いと思います。

 日本でも市役所の地下には食堂があると思いますが、全然イメージが違います。日本のはあくまでも社員食堂、安いけどまずいよ〜って感じ。ドイツは、手軽なレストラン、安いけど美味くてお得だよ〜って感じ。

♪6/23 ミュンヘン郊外観光 を読む→

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