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松永知恵美さん「いのち」の写真展 [芸術・趣味]

DSCF2230.jpg夏休み最後の土曜日って言っても、私には学校は関係ないですが(笑)松永知恵美さん「いのち」の写真展というのに行って来ました。少し前に読売新聞に掲載されていた記事を読んで、興味があったのですが、同じ埼玉でも小川町は越谷市からはかなり遠い〜。詩ちゃんを連れて電車に乗って行くのは無理だなと諦めていたのですが、旦那さんが車で行こうと行ってくれたので、行って来ました。

読んだ記事はこちら→http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=83102

松永さんは、日本で唯一のバースフォト写真家、つまり出産の風景を撮る写真家ということ。まだ臍の緒や胎盤が付いている赤ちゃんやお母さん、またその家族の姿を撮っています。

私自身は、色々な事情から大学病院での出産をするしか選択肢がなく、自然に任せた出産準備やカンガルーケアーなどには無縁で、しかも最終的には帝王切開で。こういう写真のような状況は想像しようにもあまりに材料が少ないのですが、他人様の出産をお借りして、自分の出産の疑似体験をしてみようかな、みたいな気持ちもあって出かけました。

DSCF2247.jpg遠かったけど、出かけてみて本当に良かった〜。どの写真もとても生々しいけど、感動的な瞬間で、また写真に付けられたメッセージも素敵でした。自然と涙があふれてきました。胎盤なんて初めて見たけど、グロテスク以外の何者でもない、血の塊です。臍の緒は意外と太くてびっくり!これで赤ちゃんとお母さんがつながっているのね。文字通り生まれたてで、羊膜をまだかぶっている赤ちゃんの写真とか、牛の出産シーンとかでは見たことあるけど、人間の赤ちゃんのそんな姿は他では見ることはないでしょう。決して綺麗なものではないけど、出産とはこういう壮絶なものなんでしょうね。正に命がけ、その美しさです。

会場には、松永さんご本人がいらしていて、とても気さくな方でした。岐阜から毎週通って来られるとか。しかも、その日も夜中の3時頃に出産した人がいて、それを撮影してからこちらに来たとか。自然の出産はこちらの都合なんて考えてくれませんからねえ。そうやって24時間いつでもスタンバイOKというパワーもすごいと思いました。

DSCF2250.jpg詩ちゃんが元気すぎて走り回ったり騒いだりするので、本当に身の縮む思いだったのですが、「どんどん走り〜。よーいどん!」とか言って、方言を丸出しに、ご自分から色々と話しかけてくださいました。とても愛にあふれた方なんだと思います。年齢は私といくらも変わらないのですが、ご自分にはもう成人したお子さんがいるということもあってか、とても頼もしくも感じました。

そして、なんとなんと、一緒に写真を撮ってもらうだけでなく(それは、よくあることでしょうが。)シャッターを押しましょうか〜とか言われて、キャー申し訳ない!!って感じ。冒頭の写真もそうなんですが、←も。アングルがさすがプロでしょ?



DSCF2242.jpgDSC_0754.jpgそして、小川町は、「和紙のふるさと」らしく、和紙の手透き体験が出来たのですが、その上に花びらとか折り紙とかを置いて模様を付ける作業は詩ちゃんでも出来るから、やったらいいよ〜とおすすめされたので、やってみました。本当は花びらを花の形に置いたり、色合いを考えたり繊細に模様をつけたらいいんでしょうが、さすがにそういうのはまだ無理なので、偶然の美しさを目指してガサっとチャチャッとやりました(苦笑)でも出来上がりはまあまあかな。

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