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紙芝居を楽しもう! 第1回 [育児]

IMG_2055.jpg 昨日は、保育科のある東萌短大というところの公開講座「紙芝居を楽しもう」に行ってきました。6回シリーズの第1回。

 いずれ読み聞かせのボランティアなどもやってみたいな、と思っているので、ちょうど良い機会と思い、子供も絵本など大好きなので、二人で参加しました。

 受講料も託児も無料(私は託児は利用せず、一緒に見ていましたが。)で、内容もとても素晴らしかったのに、参加者が少なく、また大半が中高年の恐らく読み書かせの会や紙芝居研究会の方たちばかり。子育て現役世代の方がほとんどいなかったのは、とてももったいなく残念でした。

 講座は、紙芝居の実演が3本あり、それに対して教授が解説をするというものでした。
 まず、基本的なこととして、「絵本は読み聞かせる。」と言い「紙芝居は演じる。」と言うそうです。たった一人と絵だけの演劇の世界なんですね。絵本と紙芝居は根本的に「違う」ものなので、その違いをきちんと理解して、それぞれの良さを活かしていくということです。その違いは、また次回にということでした。

 また、挿絵や言葉(脚本という)の選び方も、良い作品は練りに練られてる、これは絵本でも同じことですが、昨日は、演じた作品を使い、具体的に説明してくださいました。「ひよこちゃん」という作品における、おかあさん雌鳥とひよこちゃんの目線。12枚の紙芝居の中に、おかあさん雌鳥とひよこちゃんが書かれた絵が3枚あります。

 1枚目は、おかあさんとひよこちゃんが見つめ合っている視線。(←これ普通。)2枚目は、エサを与えている場面。おかあさんがひよこちゃんと同じ目線になっています。3枚目は、ひよこちゃんがカエルに笑われ、立ち直れないくらいに傷ついてしまった後。おかあさんがすぐに飛んで、ひよこちゃんよりも低い目線になり、「やさしくやさしく」(←やさしく、が2度繰り返される)撫でて慰める。すると、ひよこちゃんは立ち直って、また背筋をピンと伸ばして歩いて行くというものです。

 なんか深いなあ。。。単純そうに見える紙芝居が、じつはとても奥の深いものであるということ、また、紙芝居は子供だけのものではなく、親子揃って見るだけで、押し付けがましくない育児講座(?)になるということでした。

 絵本や紙芝居とはあまり縁のない子供時代を過ごした私。自分の思い出の中で、印象の残る絵本や紙芝居がなく、子供には是非そういう世界を楽しんで欲しいと思い、妊娠中から絵本はたくさん揃えてきました。子供が1歳、2歳、3歳の時には、文教大学あいのみ文庫の「わくわく絵本教室」の講座に連続して通い、そのレポートは「こしがや子育てクワイエ」で記事にも書きました。
 ↓
その1☆http://q-waie.koshigaya-kosodate.net/docs/2014060300015/
その2☆http://q-waie.koshigaya-kosodate.net/docs/2014092500018/
その3☆http://q-waie.koshigaya-kosodate.net/docs/2014101100017/

 絵本についてはずいぶん詳しくなったつもりの私ですが、今回また別の「紙芝居」という視点から色々と勉強出来るのは、とても楽しみです。また紙芝居を「演じる」という立場では、先ほどのような挿絵に込められた意図などを読み取り、観客に伝えていく、という作業は、本業であるピアノを弾くときにも通じること。どの世界に属していても、基本は同じ=作り手の思いを、受け手に届けるというコミュニケーションなのだな、とも感じました。

 
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