歌曲アンサンブル研究会 [演奏]
今日は歌曲アンサンブル研究会の4月例会で、ピアニストの松川儒先生による「ゲーテの詩によるドイツ歌曲」の講座でした。久しぶりの例会参加で、受講しました。
お相手は、12月の10周年記念コンサートでご一緒させていただいたソプラノ小島三恵子さんにお願いして、シューベルトのガニュメートを見ていただきました。色々な方と色々な曲をやる時には、当たり前ですがお一人お一人のテンポも声も音楽作りも違うわけで、また同じ人でも日によってコンディションも違うし、前にやった時と今度では解釈が変わったりもします。ピアニストとしては、どんな時も臨機応変に対応しなければならないし、それが、単に「歌い手に合わせてあげてる」というのでは良いアンサンブルにはならないので、お互いの良さを生かしながら、尊重し合い、納得した上で心地よく演奏しなければならないと思うのです。今回、小島さんとは感じているテンポが少しずれていたので、最初はどうもギクシャクした感じがあったのですが、先生のアドバイスに従い、弾いてみると、無理に合わせているという窮屈さは消え、その結果、自分のやりたいことももっと自由に出来た気がします。
具体的には「もっとオケ的に弾いたらどうか」という提案だったのですが、彼女の朗々としたのびやかな声を自由に歌わせて、その後ろで、あまりチマチマとやらずに、で〜んと構えて弾く、みたいな感じ?楽譜に書かれたPPではないかもしれないけど、その方がバランス良くなるというもの。そして、不思議なことにそう弾くと、逆にテンポも早くなりました。その上で、更にタッチを工夫したり、pとfのコントラストを付けると音楽が立体的に浮かび上がるというわけです。
これはとても勉強になりました。細かい所で合わせようとせず、まずは大まかな色を作ってから、一工夫すると良いという感じでしょうか。
お相手は、12月の10周年記念コンサートでご一緒させていただいたソプラノ小島三恵子さんにお願いして、シューベルトのガニュメートを見ていただきました。色々な方と色々な曲をやる時には、当たり前ですがお一人お一人のテンポも声も音楽作りも違うわけで、また同じ人でも日によってコンディションも違うし、前にやった時と今度では解釈が変わったりもします。ピアニストとしては、どんな時も臨機応変に対応しなければならないし、それが、単に「歌い手に合わせてあげてる」というのでは良いアンサンブルにはならないので、お互いの良さを生かしながら、尊重し合い、納得した上で心地よく演奏しなければならないと思うのです。今回、小島さんとは感じているテンポが少しずれていたので、最初はどうもギクシャクした感じがあったのですが、先生のアドバイスに従い、弾いてみると、無理に合わせているという窮屈さは消え、その結果、自分のやりたいことももっと自由に出来た気がします。
具体的には「もっとオケ的に弾いたらどうか」という提案だったのですが、彼女の朗々としたのびやかな声を自由に歌わせて、その後ろで、あまりチマチマとやらずに、で〜んと構えて弾く、みたいな感じ?楽譜に書かれたPPではないかもしれないけど、その方がバランス良くなるというもの。そして、不思議なことにそう弾くと、逆にテンポも早くなりました。その上で、更にタッチを工夫したり、pとfのコントラストを付けると音楽が立体的に浮かび上がるというわけです。
これはとても勉強になりました。細かい所で合わせようとせず、まずは大まかな色を作ってから、一工夫すると良いという感じでしょうか。
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