ダーリンは外国人

　ダーリンは外国人を見ました。

　笑い笑いのコメディかと思いきや、結構涙ありで、お化粧全部撮れちゃいました〜状態でした。結婚適齢期をとうに過ぎた私ですが、結婚はいつでも最重要関心事です

　劇中のお母さんの言葉にもあったように、２人になるってことは、お互いの違いを認めあって歩み寄っていくことだと思いますが、日本人どうしだって大変なのに、文化も風習も言葉も違う外国人なら尚のことと思います。でも、このダーリンは少なくとも映画に出てきたシーンでは、「外国人だから大変」という感じはあまりなかったように思います。コップの洗い方、洗濯の仕方とか、は男の人なら誰でもそうであると思うし、女の人だってそれぞれのやり方があるわけですし（なまじ、それで出来ちゃうからタチが悪い。何も出来ない方が、イチから教えればいいわけですし）、遠慮とか言葉の足りなさによる行き違いも、別に外国人じゃなくたってある。

　というわけで、この映画はダーリンが外国人かどうかに関わらず、結婚（やお付き合い）に関心がある若い男女が笑いながら楽しく勉強する教科書にもなるし、結婚した頃の純粋な気持ちなんてとうの昔にどっかに置き忘れて、お互いの悪口ばかり言いあっているお父さんお母さんにも見て欲しい映画ですね。もちろん、映画だから美化されている部分もいっぱいあるけど、きっとご当人たちはもっともっと色々な試練を乗り越えたのだと思います。