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シャオチュン 二胡天女コンサート2010 [音楽]

 c019143920100422164640.jpg 二胡のコンサートの行ってみました〜。シャオチュンという方は、女子十二楽坊の第一期のメンバーだそうで、美貌と技術を兼ね備えた中国ではトップクラスの二胡奏者のようです。北京に行っているお友達が向こうで習っている先生で、日本でソロデビューするからと誘われて、二胡のコンサートなんてちょっと興味もあったので行ってみました。

 場所は、アートフォーラムあざみ野という200人規模の多目的ホールで、仮設の客席、仮設の舞台という「なんでこの場所、このホールなんだろう?」と不思議な感じでした。で、司会の人(冨田悠という人)がいて、お笑い系の人なのか、なんでこの司会(?)って感じ。トイレは今のうちに、とか、どうしても行きたくなったら我慢して死んでもアレなんで、そっと行ってくださいとか。そんなこといちいち言うな=って思いました。ここは幼稚園か、老人会か!!あと、音響の人が入っていたのですが、それが、いちいち演奏中に会場内を動き回って確認しているらしいのですが、とっても目障りでした。

 では、演奏のことについて。二胡という楽器のことを知らないので、技術的なことなど何とも分からず評価しづらいのですが。旋律楽器として「歌う」ということにかけては、とてもよく歌っていたように思います。でも、それが、やはり独特の歌い回しっていうんでしょうか、所謂「後押し」をするので、中国の歌には、それが合うのですがクラシックの曲には合いません。音色も中国の歌だと哀愁を帯びたもの悲しいような感じで何とも情感あふれる感じに聞こえるのですが、クラシックの曲だと喉が詰まった音みたいに感じてしまいます。プログラムの半分くらいが中国の曲、半分くらいが日本の曲やクラシックの曲だったのですが、クラシックの曲はやらない方が良いと思いました。

 ヴァイオリンと同じような位置づけで選曲しているのですが、申し訳ないけどヴァイオリンのようには出来ません。まず音域がとても狭いようです。ですから、のびのびと音が出る範囲が狭くて、ちょっと高音になると音量がガクっと落ちます。それをビブラートで歌わせるので、後押しだったり演歌っぽい歌い回しになってしまうのです。それがクラシックには絶対に合いません。あと、独特な拍子感、拍節感があるようで、聞いていて心地よくなかったです。伴奏者の人はよく合わせられるな〜と感心しました。チャールダッシュとか情熱大陸の時は、八分音符1コ分、ずれちゃってるんだけど、フレーズの最後の音ではうまく合わせていたから拍手!!

 というわけで、この方は、たぶん二胡奏者としては超一流なんでしょうが、クラシックの曲は選曲しないで二胡に合う曲だけをやっているのが良いと思いました。でも二胡に合う曲だけでは一晩のレパートリーとしては物足りないのでしょうね、だから、クラシックを入れるんだと思います。確かに、中国っぽい曲ばかりを聞かされたら飽きると思いました。それは、この人のせいではなくて、二胡という楽器の限界なんだと思います。30分くらいのミニコンサート的なものがちょうどよいのではないでしょうか?それとても、何度も繰り返し聞くというよりは、1回で良いかなと思います。

 というわけで、二胡のコンサートはこのⅠ回で充分だなと思いました。くれぐれも言いますが、シャオチュンさんが下手だとか何とかっていう訳ではありません!私には二胡はあんまり興味がないっていう結論でございます。悪しからず(--;
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