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毎日かあさん [テレビ・映画など]

 今日は、映画「毎日かあさん」を見に行きました。

 ネタバレです!
 結論から言うと「アル中を美談にするな〜」ということです。中盤過ぎまではカモちゃんのアル中っぷりにかなり腹立たしい気持ちで見ていました。漫画で読んでいた時にはあまり感じなかった感情ですが、やはり実写になるとリアリティが出て来てしまうのでしょうかね。そして、後半というか、最後の最後についにアル中を克服して戻って来て、でも新たな病気ガンが見つかってしまって、余命半年になってしまってからは感動的でしたが、そういう風に安易に感動してしまう自分にもちょっと腹がたちました。

 スピリチュアル的な意味合いから「生と死」の意味を考えていると、こういう鴨ちゃんのような人間はどういうカルマを背負って来たのか、いつまでもアル中が直らないということは、現世での課題を克服出来なかったのだから、来世では、もっと重いカルマを背負ってすぐに生まれ変わってくるのかな、その時にはもっと重いカルマって何だろ???なんて考えたりしました。でも、最後の最後の死ぬ時には改心したのだからやっぱりカルマは解消したってことになるのかな、とか。でもね、最終的にガンという病気になったのは、神様のご慈悲だと思いますね。だって、ガンにならなかったら、またアル中に逆戻りの繰り返しで一生終わったんでしょう。そうしたら、サイバラや子供たちからも本当に見放されて寂しい人生を送ったかもしれません。そう思うと、ガンになって良かったねって感じです。鴨ちゃんは子供の心を失わずに、本当に純粋な人で・・・・という美談にしたてるのは簡単ですが、やはり私は厳しく「アル中はアル中」って言いたいです。酒の力で全てを忘れたいとか思う気持ちは人間だったら誰でも持っていると思います。でも、本当にそれに溺れていく人はわずか。皆,自分自身でセーブして生きて行くのにそれが出来ないのは、心の弱い人間なんだと思います。劇中で、「アル中は立派な病気」とか言ってたけど、ウィルスに感染して発病する病気とかと違って、やはり自分自身の責任だと思います。だから、アル中を美談にするのはやめて欲しいですね。

 サイバラと鴨ちゃんは、同じ匂いがすると本人も言ってたけど、その通りなんでしょう。同じ穴のむじな。でも、サイバラは子供が出来たことで大人になった。でも、鴨ちゃんは男だし大人になれなかった、その差だと思います。世の中の男女でよくありがちなこと。

 あ、それと、キョンキョンと永瀬という元夫婦の共演っていうのも話題になっていましたが、私はその話題はあまり詳しくないのでよく分かりません。キョンキョンはサイバラを演ずるにはちょっと綺麗すぎるかな。もちょっと小太り系のおばちゃんキャラの方が良いのでは、と思います。そういう面もあって、この毎日かあさんという話が妙に綺麗ごとになってしまったのではと思います。あともう一点は、子供が多く見に来ていましたが、その割には、ちょっと長過ぎる。あと20分くらい短ければ良かったと思いますが、最後に子供たちが飽きて来てバタバタし始めたので、こちらも集中力がそがれてしまいました。

 全体的には、可もなく不可もなくってとこでしょうか。もちろん悪くはないんですが、わざわざ劇場で見なくても・・・という感じはしました。
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