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カンニング事件 [その他]

 世間では、京大のカンニング事件についてフィーバーしている。中には「たかがカンニングごときで騒ぎ過ぎ」とか「容疑者がつるし上げになって可哀相」とか「他に、もっと凶悪な事件があるだろう」とかっていう意見もあるようです。でも本当にそうでしょうか?今回の事件は、凶悪というよりは浅はかなくだらない事件だと思います。でも犯罪であることは紛れもない事実。犯罪に重いも軽いもないと私は思います。

 殺人事件や強盗やその他、巷にあふれているもっともっと極悪非道な犯人に比べ,確かに稚拙で幼稚な未熟者という感じがします。でも、子供にとってカンニングは天下の大罪と同じ。(19歳予備校生が「子供」かどうかは別として。)そういう些細な過ちを見過ごす、あるいは「ま、いいっか。」とやり過ごすことの積み重ねが、いつかもっと大きな犯罪につながるのではないか、と思うのです。ですから、この際、大学側の監督体制の甘さとか、そういう問題はまた別な問題として考えるとして、やはりカンニングは悪いことで大騒ぎするべきことだと思います。

 私が通っていた学校では、定期考査は監督なしの自主運営でやっていました。それを理想試験と呼んでいました。それでもたぶん(これはだぶんとしか言いようがないのですが)カンニングはなかったと思います。そして、カンニングをした生徒はほんのまれにいましたが、その子たちはたった一度の過ちで退学になっていました。うちの学年にはいなかったと思います。他の学年の事件でも全校生徒が知っているくらい「おおごと」になっていました。

 だから、私にとってはカンニングはものすごい大事件であり、「たかがカンニング」なんていう意見が出ること自体がビックリなことです。育った環境というのは大きなものですね。昔から、「罪を憎んで人を憎まず」なんていう言葉があるくらいですが、どんな小さな罪(過ち)でも、厳しくとがめるという姿勢は大切だと私は考えます。もちろんやり直しのチャンスというのは必要だと思うし、先入観で人を判断するのは良くないとも思います。でも、やはり過ちを犯さなかった人間とは区別して然るべきだと思うし、不必要に甘くする(覚せい剤事件の芸能人のように)ことはかえってタメにならないと思います。

 みなさんはいかがでしょうか?
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