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錦織健プロデュース オペラ『セヴィリアの理髪師』 [音楽]

 土曜日に、越谷のサンシティというホールで、錦織健プロデュース オペラ『セヴィリアの理髪師』を観ました。失礼ながら東京に住んでいたとしたら買わないチケットでしょう。でも、自由にオペラを観に行ったり出来ない状況にある今、「越谷に来る〜?行く行く〜!」って。楽しみにしていました。

 当日は、何だかすごい風で、駅に行ったら電車が止まっていました(ーー;)で、仕方なく、大急ぎで歩いて行ったのですが、正面からの風でなかなか進みません。しかも雨も結構降って来たので、傘を差したら骨が折れてしまいました。でも、なんとか開演に間に合うことが出来ました〜。(時計を見たら少し押していたみたいです。)こういう不測の事態のためにいつも余裕をもって行動しなければ!と深く反省しました。

 と、まあ何とか開演には間に合ったものの、さすがに疲れて前半は少々寝てしまいました。でも、つまらないから寝たっていうわけでもないんです。曲が軽快なのは言うまでもなく、オケも実にすっきりとして無駄がなく、役者さん(歌手?)たちも芸達者な方ばかりで、(そりゃーそうです、日本を代表する歌手の方ばかりが出演しているんですから。)楽しかったです。越谷でオペラの需要があるのか??って思ったりもしたのですが、逆に他所へ行けない人がここぞとばかり集まって来るので、客席もだいぶ埋まっていたように思います。2階は半分は空いてましたが。それに、割と客席の反応もよく、コメディを分かっていたようですから、やはりオペラ好きな方がいらしてたのでしょう。

 ロジーナの森麻季さんが、(una voceを)意外とアバズレな感じに歌ったのはびっくりしましたが。健さんは、2幕で声色を作って歌っていましたが、喉の負担は大丈夫なんでしょうか?一瞬ではなく、かなり長い時間、ベルカントと交互に歌っていました。あんな芸が出来るんだ〜ってびっくりしました。やるな〜。他の方たちももホントに歌手というより役者っていうくらい面白おかしくテンポよく演じていました。最初、若干カタカタイタリア語に聞こえてしまったのは、まあご愛嬌ということで。最近のオペラって斬新な演出をすることが多いですが、今回はいたってオーソドックス、古典的な演出だったので、とても安心して見ていることが出来ました。

 あ、そうだ。特筆すべきは・・・服部容子さんのチェンバロでした。劇を音楽で運んで行く、そして数少ない音で雄弁に語る、セッコ付きオペラの醍醐味ってところでしょうか。私もあんな風にチェンバロが弾けたらいいな〜。とても勉強になりました。

 それにしても、こういうブッファを見ていると、つくづく平和だなあって思いますね。次回の公演でもまた越谷に来てくださ〜い!
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