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2006年ドイツ旅行−7 [ドイツ旅行記]

*4月1日(土)ライプツィヒ第二日

06040208.jpg←ホテルでの朝食
ドイツ人にとって朝食はとても重要らしいので、どこのホテルでもバイキングは充実しています。でも、10種類近くあるハム(Shinken)とチーズのうち、私が食べられるのはほんの数種類なので、何日も続くとだんだん飽きて来ます。
とは言え、結構たっぷり食べて、おやつ用にバナナを失敬。身体に合っているのか、快調快便です!!


06040110.P4010079.jpg今日は、芸術家たちの家を訪れました。最初に『メンデルスゾーンハウス』メンデルスゾーンという人については、正直なところ、あまり興味がないのですが、(曲もあまり知らないし・・・)とても才能豊かな人だったそうです。
この写真は彼の仕事部屋。机の前の壁に貼ってある数々の絵は彼自身が書いたそうです。




p05.jpg次は『シューマナーハウス』
少しだけ街の中心から外れています。ガイドブックによると「休館中」ということでしたが、修復も終了したのか、開館していました。『メンデルスゾーンハウス』の管理人さんの子ども(孫かも)によると「ここから30分かそれよりもうちょっと近い」ということだったので歩くのは無理かなと思ってトラムに乗ったのですが、乗るほどの距離ではありませんでした。停留所1コで降りて半分以上戻って来ました。私のヒアリングの間違いではありませんよ~。30分=ドライツィッヒっていうのはあまりに多すぎると思い、「13分=ドライツェーン?」と聞き返したのに、「nein,dreizig」ってちゃんと言ったのですよ~~。でも、私が不審そうな顔をしていたので、慌てて「oder weniger」と言い直していましたけど。

06040111.P4010081.jpg←ピアノ拡大
クララのお父さんはブリュートナー(ピアノ制作者)と交流があったようで、彼の家でピアノのお弟子さんに教えていたようです。その時に使っていたピアノ。ブリュートナーと言えばシュタインウェイを初めとする現代のピアノに使われている「アリコートシステム」を開発したメーカー。ウィーンのメーカーのはずだけど、ライプツィヒにもショールームがあったのを翌日発見(日曜日のため休みだった)。ベルリンの知人の家の最寄り駅のすぐ近くの小さな小さなピアノ屋さん(らしき部屋)にもブリュートナーが置いてあったけど、ドイツでは割とポピュラーなのかしらん。
06040110.P4010080.jpg←シューマンが使っていたピアノ
4本ペダルです。










06040112.P4010083.jpg次は『シラーハウス』
市電に乗って10分ほどの「メンケシュトラーセ」にあります。シラーがある年の夏の間、招待を受け住んだ所。ここで、かの『第九交響曲』に使われた『歓喜に寄す』が書かれたそうです。
農民の家を間借りしているだけなので、とても質素でみすぼらしい家。シューマンやメンデルスゾーンなど都市の家とは全然違います。都市部と農村地帯では格差がかなりあっただろうことが伺われます。
シラーが来ていたベストなども展示していましたが、かなり体格が良いように思いました。
ちょっとは自分の語学力を試さなければ・・・と思い、管理人のおじさん(お兄さん?)に質問などしてみました。丁寧に答えてくれました。昨年も今年も思いましたが、皆、自分の仕事に誇りを持っているのか、『よく分かりません』と答える人は誰もいません。ガイドの人も丸暗記の暗唱ではなく、自分の言葉で説明してくれるのが印象的でした。

06040114.P4010084.jpg今回、ライプツィヒでは運が悪くオペラもコンサートも聴けません。なので、せめて今日は、『ゲヴァントハウス』のフュールングに参加しようと思い、わざわざ朝イチで窓口に行って時間を調べて来たのですが、(しかも冠詞を間違えたので理解してもらえず、「は~?」という顔をされた。たまたまそこに居合わせたお姉さんが笑いながら「彼女はこう言ってるのよ〜」みたいに通訳してくれて解決。)『トーマス教会』のモテットの終了時間と微妙な感じ。でも、モテットではバッハのロ短調ミサ曲のクレドを演奏するらしいので、絶対に聴きたいので、途中で抜け出すことを覚悟して、まずはモテットに参加。

その前に『トーマス教会』の向かい側のカフェで遅めの昼食。すご~くこってりしているパスタだということ理解していただけると思います。飲み物はせっかくなので100種類くらいある中から「ヨハン・セバスチャン・バッハ」という名の紅茶を注文しました。どこが「ヨハン・セバスチャン・バッハ」だったのかは分かりません!

やはりモテットを途中で抜け出すなんてことは出来なくて、『ゲヴァントハウス』はあきらめました。

06040117.P4010085.jpgその代わりに『トゥルムフュールング』というのに参加。トーマス教会の塔の上に行くツアーです。モテットが終わって出て来たら、看板が出ていたのですが、こういうガイドブックには載っていないようなツアーが注意してみていると結構あるんですね。

トーマス教会自体、華麗さとは無縁な「質実剛健」な感じなのですが、塔に上がる階段や屋根裏(というのでしょうか)は特に昔のままで古めかしく、こんな状態のままで倒れないのだろうか????と心配になります。日本的に言えば震度5でも危ないって感じです。
驚いたことに、その塔の最も高い所にいくつかの小さな部屋があり、人が住んでいたようなのです。赤ちゃんのゆりかごのような物もあったところを見ると、家族連れだったのでしょうか。「ハメルーンの鐘つき男」なんていうお話があったような気がするので、そういう人たちが住んでいたのでしょう。案内文によると、かなり最近まで住んでいたようです。

↑その「鐘つき男」が付いていたのか・・・

06040117.P4010086.jpgやたら早口で陽気なガイドのおばあちゃん。赤いリボンなんてつけちゃっておちゃめ。なんとカギを忘れて来て、大慌てで事務所(?)に取りに帰るがやはりなかったみたい。で、仕方なくガイド仲間のおじちゃんがやってきて、貸してくれた。
彼女の話がほとんど理解できなかったのは、早口のせいなのか、方言が強かったのか、はたまた私の実力不足か・・・不明。けれど、他のドイツ人たちは楽しそうに笑っていた。









06040117.P4010087.jpgバッハ先生の頭を上からありがたく拝む。

この写真に対する説明は「新百合混声合唱団」のHPに詳しく載っています。

*4月2日(日)ライプツィヒ~ドレスデンへ を読む→

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