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アンサンブルコンサート終了〜そして、新たな誓い [演奏]

 11/1(土)、東京建物八重洲ホールにて、アンサンブルコンサート『光(ライト)の当たる場所へ〜アンダースタディ組の野望』なるコンサートが行われました。

10173772_571342526331702_1974984705372406201_n.jpg63939_10203044916271690_1370809049079137580_n.jpg10645016_10203228337649093_2092441894423851629_n.jpg これは、ほとんどアカデミックな音楽教育は受けたことのない、文字通りアマチュアの方が、天性の勘と熱意と努力により、数々の宗教曲のソロ部分やオペラの難しい重唱を皆様の前でご披露してしまおう、という壮大な試みでした。副題にあります通り、彼らは、所属している合唱団のアンダースタディとして、それらの曲をずっと勉強していながら、本番の舞台では、プロの歌手の方たち(それも世界で活躍するレベルの)に、その座を譲らねばならぬ、という宿命を背負っているので、それならば、自分たちでコンサートをしてしまおう!という発想なのです。

 この企画を昨年末に初めて聞かされて、「ああ、面白いじゃないの。やろうよ!」と即答してしまったものの、実際にメンバーが決まり、曲目が決まり、月1ペースで練習が始まってみると、その歩みの遅々として進まないことに、無事にこの日を迎えられるのか、という????が頭の中でいっぱいになってしまいました。その状態は、8月を過ぎてもあまり改善されることなく、と言いますか、正直に申し上げると、当日まで、私が心の中で掲げていた目標には程遠い状態でありました(><)

 でも、それにしても、この難曲の数々を、本業の仕事(かなり激務)をこなしながら、時間をやりくりして練習日を設定し、暗譜をして、ぎこちないながらも動きもつけて、何とか歌いきった!という事実に対しては、本当にメンバーの皆さんの努力に頭が下がります。私は、一応「コレペティトール」なんていうかっこいい肩書きを付けられてしまいましたが、それに見合うだけの働きは出来なかったと反省しています。もしも、第2回目が許されるならば、その時には、今回の経験を生かし、絶対に更なる高みを目指したいと思いました。

 いらしてくださったお客様には、感謝の気持ちしかありません。訳あって、客席数わずか108席、(一人当たり27枚)のチケットしかなかったため、多くの方をお誘いすることは出来ませんでした。ことさら改まって宣伝活動をする前に、完売してしまったのです。最後の方は、キャンセルが出た1枚をめぐっての激しい攻防戦という感じ(笑)。それほどに、我々の活動を応援してやろうというお気持ちのある方々がたくさんいらっしゃるのだ、ということに驚きです。そして、当日の客席もとても温かく、打ち上げも盛り上がり、心から楽しんでくださいました。

 音楽をする、ということの喜びの1つの形が、昨日は確かにあったと思います。

 古い話しになりますが、2006年〜2010年まで、毎年「MUSIK KREIS KONZERT」というアマチュアの方たちの集いをしていました。そこでは、ソロありアンサンブルあり、歌も器楽も何でもありの、演奏のレベルも問わないという自由なものでした。参加資格は、ズバリ!音楽を愛すること、その音楽を通じて皆と心を分かち合う気持ちのある人、です。色々なチャレンジをしましたが、第1回目は、20数名によるリレー連弾をしたり、第2回、第3回では、トーンチャイムを、(これは練習が大変だった〜一人欠けても出来ないから。)第3回では、二台ピアノによる三善晃の「唱歌の四季」を30名強の方が参加して演奏する一場面も。一個人が企画したイベントのために、こんなに多くの方が賛同してくださるとはなかなか出来ないことだと自画自賛ですが、そう思います。

 そして、ソロで参加した人も、そこで知り合った人どおしが、意気投合し、連絡を取り合い、その後、私を介さずにそれぞれの勝手な活動を開始していたりして、それこそ、私が目指した世界だったのですが、MUSIK KREIS=音楽の輪が、広がっていきました。

 前置きが長くなりましたが、その流れの延長線上に、今回のアンサンブルコンサートがあるのです。MUSIK KREISで生まれた輪が、こうしてまた別な1つのコンサートという形に実を結んだことを、とても嬉しく思っています。そして、出産やその後のバタバタでなかなか再開出来ずにいるMUSIK KREIS KONZERT第6回を、やはりどうしても来年度はやらねばいけないな、と新たな希望をもらうことが出来ました。
 
 その時には、また昨日の客席の皆さんが、何かの形で参加してくださることでしょう!(写真はfacebookにアップされた物の中から拝借しました。)


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