SSブログ

サイトウキネンAプロin松本 [音楽]

 日本の音楽界でカリスマ的なフェスティバルである、サイトウキネンオーケストラを聴きにはるばる松本までやってきました!というのも、我らが若きマエストロ「山田和樹」が今年のAプロの指揮者に選ばれたからです。サイトウキネンというのは、チケットが取れないということで有名、ましてお泊りでなければ聴きに行けないとあれば、何もそこまでしても・・・・というのが、いつもの私であります。でも、今回は特別。ブザンソンのコンクールで優勝し、プライベートでも良いこと続きの和樹ちゃんの応援とあらば、どこへでもってわけです。(ウソ[あせあせ(飛び散る汗)]

 それに加えて、ドイツ在住の既に若手とは言えない域に達している「小菅優」さんのピアノというのも魅力的。プログラムもベートーヴェンのピアノコンチェルト第4番と交響曲7番(いわゆるベト七)という最高の組み合わせ。こりゃー行くしかないでしょう。。。

 うわー、こんな興奮するベト七は初めて~!!!というのが正直な感想です。サイトウキネンという世界最高のオーケストラに和樹氏が「挑む」っていう感じの気負いみたいのが感じられ、少々空回り感もあった1楽章ではありました。私としてはこんなに暴力的な音は嫌い、音汚いし~って思いましたが、2,3,4楽章と進むうちに、もはやそういう問題ではないよな、って思いました。たぶん、最高に美しい音、楽器を最高の状態で鳴らす(響かす)ことにかけては超一流の方たちが、思わず身体全身を使って弦がキーって鳴っちゃうようなすごいオーバーアクションで弾くというのは、人生の一大事なんだと思います。たぶんそれは和樹氏が要求したのではなくて、彼の指揮から全身から出てくるエネルギーに思わずそんな風に「やっちゃった」んだと思いました。そんな風にオケを引っ張っていった和樹ちゃんに大拍手!!!

 ブラボーもたくさんかかり、スタンディングオベイションでした。いい時間を過ごしたって感じ。はるばる松本まで来た甲斐がありました。きっと彼はこのまま世界の頂点への階段を昇って行くのだろうなと思いました。ブザンソンのコンクールがそのスタート地点だったかもしれません。今は、どれくらいまで行ったのか分かりません。でもまだほんの一歩であるには違いありません。そんなスタートダッシュの一瞬に立ち会えたというのは、限りない幸せだと思います。

 某合唱団から応援団が40名ほど行ったそうです。夜は、駅前の居酒屋で深夜まで打ち上げ。その後もホテルに帰ってから3時まで部屋飲み。久しぶりにそんな不良な一夜を過ごしました。

 ところで、もう1人楽しみにしていた小菅優さんのピアノですが。。。こちらは生で聴くのは初めてなので、比べようもないので、現時点では頭の中が?????どんな風に評価して良いやら分かりません。でも、非常に個性と才能にあふれた方だとお見受けしましたから、また東京でライブで聴ける機会があったら是非聴きたいと思っています。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。