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転落 [芸術・趣味]

「転落」という小説を読みました。ジャンルとしたら心理サスペンス。
全体が3部に分かれていて、1つの筋を追っているんだけど、それぞれ一人称が違うので、違う人物がそれぞれの角度から見た1つの筋という仕立てです。非常に絡み合った人間模様。そして、1つの事柄をこんなにも深く、裏の裏までサグリ合うか????というくらい、ああでもない、こうでもないという主人公の心理が描かれています。読み終わった感じは、ど〜〜〜っと重たい気分。何か1つの道を誤ったらここまで「転落する」可能性があるんだ〜ということは、人生手探りで歩進んでいる我々にとって一歩を踏み出すことが恐ろしくさえなります。誰にも、ちょっとした過ちはあるし、それを隠したい、ごまかしたいという気持ちもある、誰かのせいにしたり誰かに復讐したりもしたい、でも1つそれをしたら、また次に新たな秘密が出来て、またそれを隠す為に過ちを犯して・・・という負のスパイラルに陥るのです。そして、そういう後ろめたい気持ちのある人の思考はどこまでも悪い方へ悪い方へ。あ〜、決して楽しくない本ですが、何だかピタリと言い当てている気がして、あ、だから余計楽しくないのかな。
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ベビーシューズ2点 [芸術・趣味]

090718_1938~01.jpgあまり糸を使ってベビーシューズ2点作りました。

でも、こういうのって難しいですね〜〜〜(ー ー:
細編みで輪に編むのってホントに苦手です。目が数えられなくなるし、何段目か分からなくなるし、編み図の通りに編んでるはずなのに、何故かどんどんズレていってしまって・・・しかも赤ちゃんモノはは小さいのが楽なような面倒くさいような。

それで、私のような実力のない者が作ると、左右対称にもならないし、ちゃんとした形にもならないし、でこんな靴を履いたら足がひんまがっちゃいそうです。

まあ、一応、(自分の子どもが生まれた時のための)練習ってことで。。。。
練習ばっかり積んで本番がないような気もしますが(泣)←あ、ここ笑うトコです。

オニババ化する女たち [芸術・趣味]

 前に、「婚活」についての話題で、実家はほどほどに快適で、でも親はある程度の歳が来たら、尻を叩いてでも結婚させるべき、ということを書きました。その私の持論(と思っていた)を裏付けるような本を読みました。

 ある方が「これ面白いよ、好きそうだなと思って。」と貸してくれた本、三砂ちづるさんという方が書いた「オニババ化する女たち~女性の身体性を取り戻す」という本です。最初の方の章は、ちょっとブログでは書けないようなあまりにストレートな内容なので、知りたい方は読んでいただくとして、その中に上記のような内容も書かれていたのです。「結婚したくないならしなくてもいいのよ~」「子供も生まない自由があるのよ~」という子供を尊重するような親の言葉が、却って女の子たちが女性としての人生(=ソコソコの年齢で結婚して子供を産んで家庭を守って・・・)に寄って得られるはずのチャンスを奪っている、ということです。そして、そういう素晴らしい経験を犠牲にするほどの価値があるとも思えないような、くだらない仕事にしがみついて、振り回されていて、結果、オニババが増える、というわけです。

 なんでも、出産というのはすごい体験で、“素晴らしい”出産を経験した人は、宇宙と一体となったような感覚とか、他とつながっている感覚とか、それはもう天地がひっくり返るようなというか、自分という存在がかけがえのない存在だと実感できる経験なんだそうです。ただ、実際には“素晴らしい”出産ではないケースが多いので、出産経験者どうしの話や、母親の話がどうしても、否定的な話になってしまうので、「出産=痛くて恐ろしい、出来れば経験したくない」という構図が出来上がってしまうんだそうです。

 経験のない私は、ただただ「へえ~~~」と言うしかないですが、他とつながっている=自分は1人ではないっていう感覚がないから、携帯を片時も手放せなかったり、買い物とかお金とか地位とかに執着するわけですよね。だから、そういう感覚を本当に心の底から、いえ、身体で感じることが出来たら、そりゃ、何よりも幸せなことなんだろうな、って分かります。たった1度の出産であっても、体験するとしないでは大違い、それが昔の人は5人も6人も、あるいは10人も産んでいたのが普通なら、その素晴らしい体験をそんなに繰り返ししているのだから、「母は強し」ってなるのも無理ないです。大学でいくら学んでも得られないことを、知るわけだし、今までの価値観を覆すような、新しく生まれ変わったような人生なんだそうです。

 そんな素晴らしい体験をすることが出来るのは、女性だけの特権なんですから、それを活かさないなんて本当にもったいないことです。見せかけだけの男女平等に騙されてはいけません。元々、女性と男性は持って生まれた役割が違って、どちらが上とか下とかそういう話ではないのに、変にそういうことにこだわるからおかしなことになるんですね。私は、どちらかと言えば古い考えの人間なので、「男女平等」「家事は半分ずつ分担」「男性も育児休暇を取るべき」なんていう主張を聞くと、ちゃんちゃらおかしいって思っちゃいます。っていうか、何で(女性が)自分でやりたくないのか不思議なんですね。もしも私に子供が生まれたら、極端な話、「夫なんかに半分も育児を取られたら嫌だ、全部、自分で面倒見たいもん!」って思うし、それが女性の幸せなんだろうと思います。

 そういう考えが、単に古臭い道徳観念に飼いならされた結果である、というんではないんだな~、正しい考えなんだな~と自信を持たせてくれたのが、「オニババ化する女たち」です。最後の方の章は若干、賛同しきれない部分もありましたが、3分の2くらいまでは、諸手を挙げて賛成!!!と拍手しながら読みました。ぜひ、女性の方には読んでほしいです。
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赤ちゃん用帽子 [芸術・趣味]

 お友達の子どもさんに帽子を作ってみました。

 090701_0110~01.jpg初めはボンネットを作っていたのですが、送られてきた写真が、どうにもボンネットは似合いそうになかったので(^^. 急遽、普通の帽子にしました。と言っても、キッズ用の編み図で編み目を減らし、Ⅰ模様減らして作ってみたので、出来上がってみたら赤ちゃんには大きすぎる気がします。まあ、赤ちゃんというのは、いずれ大きくなるのだから、そのうち被ってもらうことが出来るでしょう。私は、初心者なので、大きさを変えるという作業が大変です。きっとコツがあるんでしょうけど。どの程度編み目を増減すると、どんな風に変化するというイメージが湧きません。それにしては、今回はまあまあうまく行ったんではないでしょうか?

ペットボトルカバー [芸術・趣味]

  今まで、数々のものにはまり、かなり無駄な(?)出費と時間を費やしてきた私ですが・・・最近ずっと編み物にはまっています。子どもの頃からぶきっちょで、好きな人にマフラーを編んだことなど一度もなし!!!っていうか、作りたいと思ったこともないっ!!!!

 それが、GWに初めてやってみて、やり始めたら、綺麗に作れるようになるまで、何度ももほどいてはやり直し、ほどいてはやり直し、と結構はまるんですよね。私の特性??夢中になったものは、とことん努力する、これは美徳でしょうか?

 そして、ずいぶんたくさんの作品(?)を生み出しました。とは言え、編み物で出来る作品には限りがあるし、かぎ編みしか出来ないし(棒編みにはまる日も近いと思うが・・・ただし、棒編みは少々めんどうくさい、電車の中とかで気軽に出来ないから。)実力もないので、大きな作品はできません。それからお裁縫は苦手なので布とかとのコラボレーションも無理。なので、ポーチとかそんなんばっかりになってしまいますが、そういうのって、幾つも必要ないし。。。

 090625_1120~01.JPGそして、ペットボトルカバーを色違いでた〜くさん作りました。これを、乙女たちみ〜んなでお揃いで使うの。色はそれぞれの子のイメージで選択。かわいいですね!!でも、一応、あんまり同じ作業の繰り返しだと飽きるので、少〜しずつ変えているのです。そうやって、編み図どおりではなく、少〜し頭を使うことで、編み図の読み方とかがかえって理解できるようになります。編み図から出来上がりをイメージするのはまだまだ難しいのですが、何回か作っていると、色々なことが理解できてきます。まあ、あともう少しの間、はまってみたいと思います。

 それにしても・・・・ここ最近の話だけで、ビーズ、パワーストーン、占いなど、色々はまっています。占いの種類も色々ですが、西洋占星術をちゃんと勉強しようと本を買ってきました。なので、編み物から少しシフトしていこうと思ってもいます。


ルーヴル美術館展〜美の宮殿の子どもたち [芸術・趣味]

 今日は、久しぶりに美術展に行きました。

 六本木の新国立美術館にて、ルーヴル美術館展〜美の宮殿の子どもたち〜。

 ルーヴルの所蔵の中でも子どもに関連する作品のみを集めた展示です。結構たくさん展示されてたようだからかなり疲れました。
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 この可愛らしい少女は・・・と言いたいところですが、何と男の子なんだそうです。この時代、ヨーロッパの両家では学校に上がる前の幼い男の子は女の子の格好をさせて育てるのが “普通” だったとか。。。何のために???この男の子はまだ2歳だそうです。本当に可愛いですね〜♡

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 最後の部屋にあったこの作品が意味深いです!
louvre_2a.jpglouvre_3a.jpg 上の方のアモールたちは矢の命中したハートを掲げ「愛の勝利」を宣言していて、一方、下の方のアモールたちはもう使わない矢を燃やしています。
 これは、「真の愛はただ一度(1つ)しかない」という教訓を暗示しているんだそうです。
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山麓 [芸術・趣味]

 先月、購入した安井寿磨子さんの版画が届きました。

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 『山麓』という作品です。

 ギャラリーで見た時よりもずいぶん大きく感じます。もう少し小さい作品にすれば良かったかな、とも思いますが、壁の白と柔らかいピンクの色がよく合っています。向かい側にカーテンがあるのですが、それもちょうど同じようなピンク。今年はピンクをテーマカラーにしようと思います。
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安井寿磨子展 [芸術・趣味]

 京橋の東京ユマニテという画廊に、安井寿磨子さんの版画展を観に行きました。

 2001年だったかな・・・代々木上原のムジカーザで私たちの音楽物語のコンサートをやった際に、作品を飾らせていただいたご縁で、個展のご案内を毎回いただくようになりました。その時のコンサートは寿磨子さんの作品を観て感動した友人が、インスピレーションを得てお話を考えて音楽物語を作ったのです。

 翌年あたりの個展に伺って、作品を1つ買いました。寿磨子さんの作品は色使いがとても優しくて癒されます。最近、「癒し」にはまっている私としては、もう1つ欲しいな、っていう気持ちで突然思い立って今日、行くことにしました。それで、2つ心引かれる作品がありましたが、迷った結果、ピンクが貴重になっているお花の作品の方にしました。もう1つのは、もっと色とりどりな感じで元気なイメージだったのですが、飾る壁面をどこにするかでどっちの絵が相応しいかが分かれるな〜と思って、今回は、愛が足りないのでピンクにしました。。

 会期が終わってから送られてくるので、そうしたら、アップします!

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 この写真は、画集(?)です。こちらも見てると癒されます。
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篤姫の輿 [芸術・趣味]

 両国の江戸東京博物館で「篤姫の輿」を見ました。

 展示会の題がよろしく「珠玉(たま)の輿」

 でも、実際、たまの輿なんでしょうかねえ??家柄的にはむしろ逆たまでは?冗談はさておき、実際に篤姫がお輿入れの時に用いたものではなく、NHK大河ドラマの撮影用に新たに作られたものを展示していたそうです。つまり、宮崎あおいが座ったってわけですな。それにしても小さい輿でした。あんな所に押し込められて長い道中、さぞかし辛かったでしょうね。昔の人は尊敬します!

 人と一緒だったので、さ〜っと見て終わってしまったので、あまり説明を読んでいないのですが、乗り物の種類には「車」と「輿」と「駕篭」がある、ということが分かりました。駕篭は一般庶民が使う1本棒で2人で担ぐもの、輿は大名とかが使うもので、特に女性用は華やかな装飾が施されているそうです。金の蒔絵とかね、ホントに豪華で素敵です。中の装飾も凝っているものが多いようです。
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ヴィルヘルム・ハンマースホイ [芸術・趣味]

 
hammershoi.jpg

 名前も知らない画家でしたが、何とも不思議な魅力をたたえたポスターに惹かれ、『ヴィルヘルム・ハンマースホイ〜静かなる詩情』展に行きました。
 静かなる詩情という副題の通り、本当に「静謐な」という言葉が相応しい世界でした。何と言って良いか・・・モノトーンの画面は一口に言ってしまうと暗い、とか簡素な、ということになってしまうんでしょうか。解説には音さえも聞こえて来ないとありましたが、本当にそんな感じ。凛とした佇まいと言うか、背筋の伸びるような気さえします。ハンマースホイに影響を受けた2人の画家の作品も幾つかありましたが、それらは同じようなモティーフを同じような構図で描いても、もっと温もりが感じられ親しみやすいです。それはどちらが良いということではなくて、そういう違いがあるということ。
 デンマークという国は行ったことありませんが、その国の風土も少し関係あるのでしょうか?コペンハーゲンの歴史的な建造物も多く作品に取り上げられていたし、実際に見てみたいなあという気がしました。実際にあるものを、画家の目を通して描くと、実際にはあるものが見えなくなり、ないものが見えてくるんですね。そういう世界を感じました。
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